お宮参りで両親が着る着物とは?着物の種類や人気のデザインをご紹介

大切な子どものお宮参りの準備は怠りたくないですよね。
自分自身も着物を着て、おめでたい格好でお祝いしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、着物と一口に言っても様々なものがあります。
お宮参りに行くにあたって着物を着ると決めたはいいものの、何を選んでいいかわからなくて困っているという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、お宮参りに行く母親や父親の着物についてご紹介します。

□着物の種類:母親

母親の正装で選べる種類は、「訪問着」「付け下げ」「色無地」が一般的です。
以前は「黒留袖」という格式高い正礼装が使われることが多かったですが、近年お宮参りは昔より家庭内のイベントとしての意味合いが強くなっています。
そのため、略礼装と呼ばれる先ほどの三種類がよく身につけられるようになりました。
簡単にこれらがどのような着物なのか見て行きましょう。

*訪問着

訪問着は未婚・既婚の区別がなく、幅広く使われる略礼装です。
結婚式やパーティ、結納、茶会、年賀と様々なシチュエーションで長く使えるタイプの着物になっています。
「留袖」「色留袖」「振袖」と言った格式高い礼装に変わって使われるようになりました。
使い道が広い「訪問着」は1着持っているといいかもしれません。
家庭で洗濯できるものもあるので、初心者でも気軽に挑戦できます。

*付け下げ

付け下げは訪問着と同様に誰でも着ることができ、着用シーンもほとんど同じです。
訪問着と小紋の間に当たる礼装になります。
しかし、格式高い場所に訪れるとなると、訪問着で行く方がいいでしょう。
訪問着よりも軽いのが特徴です。

*色無地

シンプルな一色刷り、もしくは同色の裾(すそ)ぼかしがあります。
入学式や卒業式、七五三、法事などでも着用できるので、色無地も持っていると便利な着物の一つです。
色の明暗によって、慶事・弔時の使い分けや、格の高さが変わります。

実際に色を選ぶ時には、赤ちゃんの着物とのバランスが大切です。
最近は淡いパステルカラーのものが多いですが、子どもがどのような色合いの服装なのかを念頭に置いて選ぶといいでしょう。
あくまでも主役は子どもなので、目立ちすぎないようにすることも忘れてはいけません。

□着物の種類:父親

父親は、子どもや母親よりもスーツを着ていくことが多いと思われるかもしれませんが、せっかくの機会に、家族みんなで着物を着てみてはいかがでしょうか。
父親の着物は一つ紋、もしくは三つ紋の入った羽織に落ち着いた色の着物を着るのが基本です。
袴を履くと、より礼服らしくなるので、なお良いでしょう。
父親も母親同様、子どもの着物の色やバランスを考えて選びましょう。

□まとめ

今回は、お宮参りに行く母親や父親の着物についてご紹介しました。
子どもが幼い時に、家族で着物を着るのはきっと大切な思い出になります。
少しでも今回の記事が着物選びの際に役に立つと幸いです。
ぜひ、お宮参りにふさわしい着物を着て子どもの健やかな成長をお祈りしに行ってください。

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