「お宮参りが控えているけど、そもそもどうしてする必要があるんだろう?」
「お宮参りで恥ずかしい行動をしてしまわないか不安…。」
このようにお考えの方はいませんか?
ただ習わしだから行うのではなく、きちんとその意味を理解すれば、きっとより良いお宮参りになること間違いなしですよ!
そのために、お宮参りのマナーもしっかり抑えておきましょう!
今回はお宮参りの本来の意味やしきたりについてお話します。
□お宮参りの意味とは
お宮参りは赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈願するお祝いの儀式です。
お宮参りにはお母さんが安産のお礼参りをするという意味もあり、「初宮参り」「初宮詣」とも呼ばれます。
基本的には親戚と一緒に、その土地の神様である氏神様に赤ちゃんが生まれたことを報告して地域の一員として認めてもらう儀式です。
お宮参りを行うことで神様が赤ちゃんを一生見守ってくれるとされています。
□お宮参りのマナー
*服装
基本的にお父さんはスーツ、お母さんは着物やスーツ、ワンピースなどでも大丈夫です。
慣れない着物で負担をかけるよりは負担が小さい楽な服装の方がお母さんにとっては良いでしょう。
赤ちゃんの服装ですが、主役ですので産着や初着などの祝い着と呼ばれる衣装、あるいはベビードレスが一般的です。
一般的にこの祝い着はお宮参りにしか使用しないので、レンタルされる方も多いですね。
ベビードレスならば、お宮参りの後もよそゆきの服として使えるものを選んでみてはいかがでしょうか?
また祖父母が同伴する場合も、スーツやワンピースなどの正装が好まれます。
□基本的なマナー
鳥居に入る前には一礼をします。
境内では手水舎で心身を洗浄します。
手水舎のマナーを詳しく説明しますね。
手水舎では左手、右手、口の順番にゆすぎ、最後に柄杓の握った部分を洗います。
□玉串拝礼
玉串拝礼の流れも見ておきましょう。
これには作法がありますので以下に示します。
①神主から玉串を右手は上、左手は下にして受け取る。
②玉串を胸の高さに持って、神前に進んで一礼。
③玉串を時計回りに回して祈祷。
④左手で根元を回して台に置く。
⑤最後に二礼二拍手一礼。
赤ちゃんを抱いている人はこの拝礼は省略して、親族と合わせて二礼すれば大丈夫です。
またお宮参りの当日は神主に対して祝詞の御礼として「お初穂料」を納めるのが常識ですね。
□終わりに
今回はお宮参りをするにあたって、その本来の意味やマナーについてお話しました。
いかがでしたか?
お宮参りは赤ちゃんの誕生を氏神様に報告する大切な行事。
赤ちゃんや家族にとっても一生に一度の事です。
赤ちゃんが生まれたら、意味をしっかり把握した上で失礼のないようにお宮参りをして下さいね。