初めてのインターン受入れの成果と学び

【家業経営革新プログラム】若い力を活かせる組織への変革。初めてのインターン受け入れの成果と学び。

 

2021年9月から、外部人材と共に事業成長や課題解決に挑む「家業経営革新プログラム(以下:本プログラム)」を活用し組織として初めてとなる学生インターンの受入を行ったビジュアルイメージング株式会社 代表取締役の福島竜也さん。
愛媛県内3か所でフォトスタジオを経営するビジュアルイメージングは、所属スタッフも年齢層が若く、所属する若者の力を活かせる組織へと変革していくことが必要と考え、学生インターンの受入に挑戦しました。その中で、自社の課題でもあったSNS等を活用したオンラインマーケティングに関わる大学生を採用し、活動を開始しました。
今回は、本プログラムに参加しての感想や学生との協働を経ての感想について、福島さんにお話をお伺いしました。(参考 求人ページ:「【WEBマーケティング】一生に一度の瞬間をかけがえのない思い出に。「まちの写真屋さん」のマーケティングプロデューサー募集!

   ビジュアルイメージング株式会社
     代表取締役 福島竜也さん

社会の変化に合わせ、多様な働き方を受け入れられる土壌をつくる

——経営革新プログラムで、インターン生を募集しようと思った経緯を教えてください。
きっかけは、コーディネーターの方が市内のコワーキングで外部人材活用に関するセミナーをやっていたのを聞いたことですね。
外部人材として大学生のインターン生と協働していく。こういう人材との協働の仕方があるのかと。
元々、組織として今後も人材を獲得していくためには、今の時代に合った柔軟な働き方を受け入れていかないといけないという意識はありました。現に今働いているスタッフの中にも、資格の取得や実家の手伝い、将来のキャリアアップを見据えて別の職場で並行して働く等、柔軟な働き方をしているスタッフもいて、そういった人たちが今後も働き続けられるように、彼らのキャリアに寄り添った働き方ができる環境に変えていきたいと考えました。その為に多様なノウハウ蓄積のきっかけにもしたいと思い、中でも現在の体制であまり進められていなかった広報部分でのインターン生受入を決意しました。
——インターン受け入れに関して、当初はどんなイメージを持っていましたか?また人材と面談してみての感想を教えてください。
今までやったことのないことだったので、「まず試してみよう」という感じでした。どんな人がうちの組織に関心を持ってくれるのか、気になってましたね。
学生からの応募があって、初めて面談したとき感じたのは、一言で言うと「素直そうな子」という感じでした。はきはきしゃべるタイプの子で、フレッシュな感じでしたね(笑)
面談で話をしていく中で、彼女(インターン参加学生)中にも、(今回の取り組みへ参加する)動機が見えてきて、そこがしっかりしていたのも良かったと思います。 将来的に、自分の好きな和食器をSNSなどで発信していく仕事がやりたいということや、所属サークルで広報の役割を担うことになったなど、ここでの経験をどう活かしていきたいのかがおぼろげながらも見えていて、好きなことや将来のために挑戦しようという心意気が良かったですし、それがやる気になっているんだなと。そこが(採用の)決め手だったかなと思います。

成果が形にならない中で感じた焦りと、若者の強みを活かす難しさ

——実際に活動が開始してからの取り組みや感想を教えてください。
最初は、自社のスタジオのInstagramを中心に広報の打ち手を実施していきました。(面談や事前課題など採用に関する)選考の段階で事前課題として取り組んでもらっていた、他の有名な県内外のフォトスタジオのInstagramアカウントの調査もベースにあって、他社と比較してうちのアカウントができていないことが見えていたので、その中で何から着手していくかをまず一緒に検討しました。
その中で、アクセスの案内や予約方法をストーリーズハイライトに掲載してもらったり、七五三の撮影の時期も近かったので、セットプランの投稿を作成してもらったりと、一緒に取り組むタスクを明確にしていきながら活動していきました。
——学生との協働では、何が大変でしたか?
とにかくコミュニケーションコストがかかったところですかね(笑)活動開始後の1ヵ月くらいは私にも余裕があって、活動日の朝に30分程度、今日やるタスクの確認と前日の作業内容の確認などの時間が取れていたのですが、以降は繁忙期に入ったこともあり、時間をとってコミュニケーションしていくのが大変でしたね。要所でコーディネーターの方にも業務内容の進捗確認や学生の取り組みへのフィードバックなどに入ってもらい、何とかという感じでした。
あと、それだけ手をかけながら活動を続けていく中でも、学生にとっても未経験なことばかりで、中々形にならない、成果として数字には出てこない等の焦りはありました。一時期彼女もモチベーションが下がっているタイミングもあって、どうすればモチベーション高く自分の強みを発揮できるのか、そればかり気になっていましたね。

                    インターン生の作成したInstagramコンテンツの一例

彼女「だから」、彼女に「しか」できないことを探す

——そんな中、どのように活動を持ち直していったのでしょうか?
やったのは彼女の仕事を再定義していくことでしたね。そのために、彼女の今置かれている環境と会社にとって必要なことをすり合わせながら、交わる部分を探すというか。基本的なことだと思いますが、大事なことだったのかなと。
具体的には、彼女は大学では寮で生活していて、コロナ禍でも寮内の同級生や先輩とコミュニケーションがとりやすい環境にあったこと、それを何か活かせないかなと考えました。同時に、自社のホームページ内にあるブログの更新が1年以上できていなかったので、そこを活用して自社の魅力や写真の面白さが伝えられないかという課題感もあったので、若者、特に大学生世代の写真にまつわるエピソードを記事化できないかと考え、ブログの執筆というタスクを切り出しました。
——具体的にはどういうコンテンツを作成したのでしょうか?
例えば、コロナ禍での成人式のリアルとかですね。成人式が開催されない新成人も昨年は多かったので、寮の先輩を中心にヒアリングしてもらって、どんな風にお祝いをしたのか、思い出をどんな風に残したのかを記事にしてもらいました。
他にも、大学生は写真をどんな風に飾っているのかや、卒業などのお祝い事の際のプレゼントとしてどんな風に写真を使っているのか等、自分たちもあまり把握できたいないような写真の使い方を記事にしてもらうなど取り組んでもらいました。
——取り組み内容を変えてからの活動の様子はいかがでしたか?
ひとまず、3か月間の活動の結果がしっかり残る形で終えられたのは良かったなと。ブログもいくつかアクセスが出ていて、見てくれる人がいたのも良かったなと思いますし、彼女自身にも自分にしかできないこと、自分だから書ける記事というモチベーションが出てきたので、意欲高く取り組むことができたのかなと。 「若者の力を活かす」というのも一つのテーマでしたが、その為に、彼女のキャリアや関心を踏まえてやりたいことと、自社として必要なことをすり合わせていくことが大事なんだなと。その一方で、その人にしかできない役割というのもある。そこを丁寧に探して、役割に落とし込んでいく。少なくともこれが、若者の力を活かすために必要なことなんだなと感じましたね。

                           インターン生の作成したブログの一例

おわりに

——今回の受入を通して、自身や組織にどんな変化がありましたか?
自身の学びは先ほど話した通りですが、活動の最後に社内のスタッフに向けても活動方向をしてもらいました。その時のスタッフの反応は良かったですね。
最初にやってもらったフォトスタジオ業界のInstagramアカウント調査なんかは出来ていなかったことで、学びにもなっているようでしたし、他にも新しい学びがあったようでした。
撮影した写真で現像するものを選んでいただく際に、こういう写真が良いと提案したりするのですが、ブログに書いてもらった飾り方の案は参考になると話しているスタッフもいましたし、写真を飾る家庭と飾らない家庭では子供の幸福度に違いが出るなど新たな気付きもあったと。
長く業界に勤めていると、「写真はこう使うものだ、こう飾るものだ」という写真館の常識みたいなものにとらわれがちですが、それをお客さまに押し付けるのはダメで、どう活用したいかを受け止めて、納得してもらってから買ってもらうというやり方を大事にしようと、スタッフの中でも大切な学びを得ている者もいました。
——最後に、今後の展望を教えてください。
改めて、3か月やってよかったなと思っています。今後の目標としては、2025年を目途に売上10倍を目指しています。近々チャペルのオープンとブライダル事業への参入も予定していますし、そうなるとスタッフのアサインや人材の採用はまたいずれ課題として出てくる。そこに向けても、今回のノウハウがつめたのは良かったと。
次はそのブライダル事業の開始に向けて、主にバックオフィス部分で今度は副業人材との協働も裏で進んでいますので、多様な人材の力を活かせる組織として、今後も事業成長を目指していきたいですね。

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